「結婚式のお金を全額、どちらかが負担するってどうなんだろう…」
そんな悩みに直面していませんか?
この記事では、両家のどちらかがすべての費用を支払うことになったケースを紹介していきます。
極論ですが、”結婚式ではお互いが等しくお金を出す”という法律もルールもないので、全額彼氏持ち・彼女持ちになってもまったく問題なしです。
ただし、何の揉め事も起きなければ…ということではありますが…
トラブルを回避するポイントもご紹介していきますので、事前にしっかりと知識を身につけておきましょう。
結婚式の費用で新郎・新婦側のどちらかが全額負担するケース
「そんなことないでしょ」と思うかもしれませんが、割とよくある話です。
これから3つのケースを紹介しますが、そうしなくてはいけない・結果的にそうなった場合が圧倒的に多いです。
- 新郎側が全額出すものだ!と新婦側が主張した
- 新郎に貯金や援助がなく、新婦側が全額出すしかなかった
- 相手の両親から多額の援助があり、お金を出さずに済んだ
新郎側が全額出すもの!と新婦側が主張した
今の時代、なかなか理解できないかもしれないですが、「費用は全額男性が出すもので新婦側は出さないのが普通」と思っている方がいます。
これは、昔の結婚式の名残で、今でもそう考えている方は少なくありません。
このような過去の習わしにしたがって、仕方なく全額を新郎が負担したケースは意外と多いです。
ちなみに、新婦が結納金をいただいている場合、新居の家具は新婦側が用意するという習わしもあります(このような文化的な作法はかなりややこしいです…)。
新郎に貯金や援助がなく、新婦側が全額出すしかなかった
経済的に厳しい場合は、お金は出したくても出せません。
30・40代で「貯金ゼロ」の人が23.1%という調査結果もあるので、全然ありえることです。
例えば元から裕福ではない家庭で育ち、大学は奨学金で通い、社会人になってその支払いをしていて、ほぼ貯金ができてないという男性は多いでしょう。
どうしても結婚式をしたい!ということなら、女性がお金を出すしかないわけです。
相手の両親から多額の援助があり、お金を出さずに済んだ
「これ、あなたの結婚式のための貯金だよ」
そんなありがたいことを、どちらかの両親が言ってくれることがあります。
その金額が200万円くらいなら、ご祝儀も合わせれば十分な費用なので、2人ももう一方の両親もお金を出さなくてよくなります。
以上、よくある3つのパターンについてご紹介しました。
これから費用負担について話し合うなら、同じようになることは十分考えられます。

同じような状況で、トラブルになることはありますか?
どうやったら揉め事なく済みますか?
両家のどちらかが全額負担する場合に起こるトラブル例とその対処法
どちらかが全額出すことで、お互いが納得しているなら問題はないです。
しかし、うまくいかない場合に、どうしたら話をスムーズに進められるのか、その対処方法をトラブル別に紹介します。
よくあるトラブル例
- 新郎が全額出す!と新婦両親は考えているが、新郎は経済的に厳しい
- 片方の両親からの援助で結婚式が挙げられるけど、マナーとしてどうか気になる
新郎が全額出す!と新婦両親は考えているけど新郎側が経済的に厳しい場合
このパターンは一番話がこじれる可能性が高いので、細心の注意を払ってください。
解決策としては、2つの方法があります。
- 新婦の両親に新郎に余裕がないことを正直に話して、援助をしてもらう
- 両親には頼らず、ローンなどを使って2人だけで費用を用意する
話をして納得してもらえるなら、それが一番です。
ただ、正直に話したことで、逆に悪い方向に向かってしまうこともあるので、どうするかは2人でじっくり考えてください。
話すとこじれそうなら、貯金をしてから結婚式をするか、ブライダルローンを使うなどの方法を考えていきましょう。
ブライダルローンについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
»結婚式費用に使えるブライダルローンとは?後悔しない使い方をしよう
片方の両親からの援助で結婚式が挙げられるけど、マナーとしてどうか気になる
新郎に配慮して、「男性が多く出さないと失礼と思われないか?」と考えてしまう女性もいますが、そこは気にしなくて良いです。
むしろ、それが理由で揉め事になるなら、世間体を気にしすぎなので考え直した方がいいかもしれないです…
ただ、「相手の両親は援助をしているのに自分たちは余裕がないので援助ができない…」と肩身の狭い思いをする両親はいます。
なので、相手の両親が援助したかどうかについては自分の両親に伝えない、というやり方は使えるので使ってみてください。
以上です。
最初にも言いましたが、どちらかがすべてお金を払っても、それは全然問題ありません。
ただし、後で揉めることがないように両親も含めてしっかり話をして、良い式が挙げられるようにしていきましょう。