結婚式では、昔から六輝(ろっき)を元に日程を決めるのが一般的です。
六輝は、その日の吉凶を表している言葉で、結婚式に限らず引越しやお店のオープンなど、新しいスタートを切る際に使われています。
この六輝の中で、大安が一番良いというのは有名ですが、『友引(ともびき)』についてはあまり詳しく知らない方も多いはず。

実はこの友引、時間帯によって、吉凶が変わるので注意しないといけないのです。
そこで今回は、結婚式の日取りで人気の友引について、時間をテーマに掘り下げて解説していきます。
この記事を読めば、友引の吉凶の時間がわかるので、どの時間に挙式・披露宴を挙げればいいか決められます。
友引の結婚式は六輝の中で2番人気の日取り
結婚式の日程は、六輝を元に決めるのが一般的ですが、それぞれにはかなり人気の差があります。
中でも、大安や友引はかなり人気が高く、毎年、結婚式場では申し込みが殺到する日取りなのです。
大安・友引の2つの日取りに、40%以上の新郎新婦の方が申し込みをしていることが、ゼクシィの調べでわかっています。

でも、どうしてこんなに人気があるんですか?
友引がお日柄の中で人気の理由
大安や友引は、昔から結婚式の日取りで人気のあります。
それは、この2つがとても縁起がよく、結婚式には最適な日と言われているからです。
大安は、「大いに安心できる日」が語源で、1日を通して縁起が良いとされています。
友引は、「友を引く」といういう意味から、結婚式という幸せな行事に友達を呼ぶことで幸せを分ける、という考え方があるのです。
このような意味から、友引は大安の次に縁起が良い日として、今でもプレ花のみなさんが友引を希望して申し込みをしています。
ですので、人気が少ない仏滅や赤口とは違い、費用の割引はあまりないので、予算が気になる方には向かない日とも言えます。
友引は結婚式の時間によって吉凶が変わる
友引の結婚式は、大安についで人気の日取りですが、大安とは大きく違うことがあります。
それは、大安はその日1日が縁起が良いとされているのに対して、友引は時間によって吉でもあり凶にもなるのです。
ではその時間はいつか?というと、朝と夕方以降は吉、昼の時間は凶と言われています。
凶の時間は11〜13時とされているので、この時間の結婚式は避けたほうが良いかもしれません。
友引の結婚式のおすすめの時間帯
ただ、結婚式は挙式と披露宴を合わせると、全部で4時間くらいかかります。

そうなると、友引で結婚式を挙げるとき、どの時間にすればいいか迷う方も多いはずです。
まず、一番良いのは、13時以降に結婚式を挙げれば、その時間以降は吉なので気にする必要は無くなります。
夕方に挙式をして、夜に披露宴というナイトウェディング形式で行うのも、特別感があっていいかもしれません。
もしくは、「悪い時間が挙式とかぶらなければ良い」という考え方もあるので、11時までに挙式をして、お昼時に披露宴をするスタイルも良いでしょう。
六曜それぞれの吉凶の時間
友引は、時間によって吉と凶が変わりますが、六輝には他にも時間帯で運勢が変わるものがあります。
大安 | 全ての時間で良い日とされる |
---|---|
友引 | 午前中、夕方・夜は吉だが、昼は凶とされる |
先勝 | 午前中は吉で、午後は凶とされる |
先負 | 午前中は凶で、午後は吉とされる |
赤口 | 午前11時から午後1時までは吉で、それ以外は凶 |
仏滅 | 全ての時間で悪い日とされる |

ちょっと質問ですけど、、
時間まで正確に知っている人って多いんですか?
とても良い質問ですが、時間で吉凶が変わる、ということまで知っている人は実際は少ないです。
友引は「友を引く」から結婚式に縁起がいい、というくらいしか知られていません。
ですので、11〜13時の間を避けて結婚式の予定を考える必要はない、と言えばそうかもしれません。
しかし、少しでも気になる場合は、やっぱり避けたほうが気持ちよく結婚式を挙げられますよね?
友引の結婚式の時間について、パートナーや両親はどう思っているか、相談しながら考えていくようにしましょう。
まとめ
今回は、友引の結婚式について、時間をテーマに掘り下げてお話ししました。
11〜13時の運勢が悪い、ということまで知っている方は少ないですが、お二人や両親が気になるようなら、その時間は避けて挙式・披露宴を組むといいでしょう。