この記事をご覧のあなたは、結婚式を挙げることに決めたけど、費用や予算の決め方が何もわからない、という状況なのではないでしょうか。

私も昔、ウェディングプランナーになりたての頃は、結婚式について右も左もわからない人間だったので、その気持ちはすごくわかります。
ですが、安心してください。
今回は、結婚式の予算の決め方やその際のポイントや注意点について、元プランナーがしっかりと解説していきます。
お金の話は、結婚式においてとても重要なテーマですから、2人で話し合いができるようにしっかりと最後までご覧になってください。
結婚式予算を決め方を知る前にまずは費用相場
具体的な結婚式の予算の決め方を紹介する前に、まずは感覚的にどれくらいかかるのかチェックしていきましょう。

だいたい400万円くらいって話は聞くんですけど、どうなんでしょう?
結婚式の相場を調べるには、すでに結婚式を挙げた先輩カップルに聞くのが一番です。
そこで、『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』が行なったアンケート調査から、結婚式の費用に関する項目をピックアップします。
一番意見として多かったのは、『400〜450万円未満』の16.8%。
2番目には『300〜350万円未満』で13.6%、3番目は『350〜400万円未満』の12.9%ですから、約半分の先輩カップルが300〜450万円の間に集中していました。
このアンケート結果から、結婚式の平均費用を計算すると、、
サラリーマンの平均年収が約400万円くらいですから、だいたいそれくらいのお金が結婚式にはかかるということです。

やっぱり結婚式ってお金がかかるんですね。
改めてわかりました。
結婚式予算の決め方とポイント
結婚式にかかる費用のイメージができたところで、次は具体的な結婚式の予算の決め方をお話ししていきましょう。

前置きしておきますが、残念ながら、ここであなたの結婚式の金額をピッタリと当ててしまうことは絶対にできません。
その理由は、結婚式は当日の衣装の数、料理の内容、映像演出など、たくさんのアイテムから成り立っていて、あなたが何を選びお願いするか予想もつかないからです。
それに、アイテム1つ1つの金額も各会場で設定はバラバラですから、結局は支払い前にしか全てはわかりません。
ですが、これだけはあなたとパートナーが事前に計算すればわかる、ということが1つあります。
それは、2人が招待するゲストの人数です。
結婚式予算はゲスト人数を元に計算する
結婚式は、2人が招待するゲストの人数が増えれば、合わせて金額も増えていきます。
なぜなら、結婚式のアイテムには、ゲストに関係する項目がかなり多いからです。
少し例をあげると、例えばこのようなアイテムが関係しています。
- 料理
- 飲物
- テーブルクロス
- テーブル装花
- 引き出物
- 引き菓子

確かに、ゲストの数に関係するものが多そうですね。
これらのアイテムは、ゲストの数が増えれば当然それぞれ人数分必要なので、金額もどんどん増えていくものばかりです。
そして、先ほどお話ししたように、ゲストの人数だけは新郎新婦の2人が計算すれば、事前にわかる情報です。
そこで、結婚式予算の計算には、ゲストの人数を元に計算する方法がよく使われます。
結婚式の予算は、この計算で立ててみましょう。
参考に、人数別に結婚式の予算を一覧にしましたので、2人の考えているゲスト人数のあたりをチェックしておいてください。
ゲスト人数 | 費用総額 |
---|---|
30人 | 150〜180万円 |
40人 | 200〜240万円 |
50人 | 250〜300万円 |
60人 | 300〜360万円 |
70人 | 350〜420万円 |
80人 | 400〜480万円 |
90人 | 450〜540万円 |
100人 | 500〜600万円 |
110人 | 550〜660万円 |
120人 | 600〜720万円 |
結婚式予算は2人だけで支払うものではない
結婚式の予算は、ゲストの人数を元に立てることができました。
もしかすると、先ほどの一覧を見て、少し動揺しているかもしれませんね。

はい…
僕たち100人で考えてましたけど、500〜600万円なんて…
確かにあの金額を見れば、とても不安になってしまうのも無理はありませんが、ここで少し冷静になりましょう。
結婚式というのは、そのお金全てを、新郎新婦の2人だけで支払うわけではありません。
その当日にゲストからお預かりするご祝儀が、2人の結婚式を支えてくれます。
結婚式でお預かりするご祝儀について
実は、結婚式の大半の費用は、ゲストからのご祝儀によってまかなわれています。
ですから、そのご祝儀の金額が、総額でどれくらいになるのか計算しなくては、2人が用意するお金もわかりません。
そこで、ご祝儀の総額については、この方法で計算するようにしましょう。
これで結婚式の予算、それとご祝儀の総額がわかりましたので、2人の負担する金額が計算できるようになりました。

ということで、結婚式の予算、ご祝儀の総額、それと2人の負担する金額を、人数別に一覧にして参考に掲載します。
ゲスト人数 | 費用総額 | 祝儀総額 | 自己負担額 |
---|---|---|---|
30人 | 150〜180万円 | 99万円 | 51〜81万円 |
40人 | 200〜240万円 | 132万円 | 68〜108万円 |
50人 | 250〜300万円 | 165万円 | 85〜135万円 |
60人 | 300〜360万円 | 198万円 | 102〜162万円 |
70人 | 350〜420万円 | 231万円 | 119〜189万円 |
80人 | 400〜480万円 | 264万円 | 136〜216万円 |
90人 | 450〜540万円 | 297万円 | 153〜243万円 |
100人 | 500〜600万円 | 330万円 | 170〜270万円 |
110人 | 550〜660万円 | 363万円 | 187〜297万円 |
120人 | 600〜720万円 | 396万円 | 204〜324万円 |
結婚式の予算の決め方とご祝儀についてはいかがでしたか?
これで、予算の具体的な金額がわかりましたので、2人で時間をとって話し合ってみてください。
結婚式予算の決め方の注意点
結婚式の予算の決め方がわかったところで、次は気をつけてほしいことについてお伝えしていきます。
これから紹介する2点は、結婚式での落とし穴のようなもので、会場見学に行ってもウェディングプランナーから詳しくは説明されないことです。
これは最初から頭に入れておかないと、結婚式の前に大変なことになりますので、しっかりとここで押さえておきましょう。
結婚式の見積もりは契約時と最終でかなり違うことを想定
結婚式には、大きく2つの見積もりがあります。
それは、契約前(申し込み前)と、支払い前(最終)の見積もりの2つです。
結婚式は、会場に申し込みをした後に、色々と内容を打ち合わせしていくので、契約するときの見積もりは仮の内容で作られています。
ですので、契約した当初の見積もりと、支払いの時にいただく確定の見積もりには差があるのは当然のことです。

でも、最初の見積もりがちゃんと作られているなら、そこまで大きな違いはないんじゃないですか?
と思われる方は多いですが、実は『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』が行なったアンケート調査では、とても恐ろしい結果が出ています。
なんと、『プラス100〜120万円未満』が23.3%と、約4組のうち1組の割合で起こっていました。
中には、220万円を超えるプラスが出たカップルもいたほどです。
ということは、もし予算ギリギリで申し込みをしていると、大きく予算を超える可能性も結婚式にはあるということです。
この点も踏まえて、予算は少し余裕をみて結婚式場との契約をした方が安心でしょう。
結婚式の支払いのタイミングは結婚式の前か後かチェック
結婚式は、全てのお金を2人で用意する必要はない、ということをお話ししました。

結婚式では、ゲストからお預かりするご祝儀があるから、ということでしたね。
しかし、結婚式当日の1、2週間前だけ、結婚式の全額を2人だけで準備しないといけない可能性はあります。
それは、結婚式の支払いが、結婚式当日より前にあった場合です。
多くの新郎新婦が勘違いをしていることが多いですが、実は結婚式の支払いは、当日より前に支払いをする会場が半数以上です。
ご祝儀があるとはいえ、それは当日にならないと入ってきませんから、もし仮に支払いが当日より前なら、一度全額を2人が用意して支払う必要が出てきます。

この支払いのタイミングは、2人が自由に選べるものではなく、各会場で勝手に決められているものです。
ですから、もし前払いだと困る場合は、会場に申し込みをする前に、支払いの時期はいつなのかチェックしておかないといけません。
以上、結婚式でのお金に関する落とし穴の2つを紹介しました。
この2つは忘れずに、ちゃんと想定した上で会場の申し込みをするようにしてください。
まとめ
今回は、結婚式の予算の決め方と、注意点に到るまで、ポイントを押さえて解説しました。
結婚式には、わからないこと・見えないことがたくさんありますが、お金に関することはもめ事のきっかけになりやすいので慎重に進めていきましょう。
会場と契約した後は、キャンセルする場合はお金がかかりますので、特に会場との契約前は大切です。
焦らずに、ポイントを押さえて、慎重に結婚式の話は進めていくように心がけてください。
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