あまり大声では言えないですが、結婚式を挙げた場合、プラスマイナスどちらになるのか気になりますよね?
これから新しい生活の準備や、婚約・結婚指輪、新婚旅行にもお金が必要なわけですから当然です。
もし周りに結婚式経験者がいるなら、周マイナスになった方が多いと思いますが、それは費用を抑える方法を知らないだけ。

結婚式は上手くすれば、プラスマイナスゼロにすることもできますし、黒字にすることも可能です。
今回の記事は、結婚式の負担はプラスマイナスどちらになるのか検証し、合わせて黒字にするための対策をご紹介します。
結婚式の負担はプラス?マイナス?
結婚式の負担はプラスだったかマイナスだったか。
これまでに結婚式を挙げたカップルに、実際どうだったのか聞いた方が、リアルな意見が聞けますよね?
そこで、最終的に2人が支払った金額がいくらだったのか、『みんなのウェディング白書2016』のアンケート結果を見てみましょう。
2人の自己負担金額のことを、ウェディング業界では『持ち出し費用』と呼んでいます。

じゃあ、自己負担がなかった方って結構いるんですね。
プラスの金額については明らかになっていませんが、少なくとも結婚式でマイナスにはならない可能性は十分にある、ということがわかりましたね。
結婚式で黒字は可能なのか計算してみよう
では、ここからは結婚式で黒字にすることができるものなのか、具体的に検証していきます。
2人がプラスになるかマイナスになるか、それを決めるのは結婚式の総額とゲストからお預かりするご祝儀です。
その2つがわかれば、【結婚式総額ー祝儀総額】で自己負担の計算が可能になりますよね。

ということで、結婚式の総額費用とご祝儀の総額の2つを求めていきましょう。
結婚式の総額費用
まずは結婚式の費用から求めていきます。
『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』で、結婚式の総額についてアンケートを取っていまして、その結果がこちらです。
アンケート結果では、大体300〜450万円の間にかなり集中していました。
そして、この結果から結婚式の平均総額を計算すると、、
ちなみに、ゲストの平均は約70人と発表されていましたので、ゲスト1人につき約5万円ほど費用がかかるということになります。
結婚式のご祝儀と自己負担
では続いて、ゲストからのご祝儀について見ていきましょう。
こちらも、ゼクシィの同調査からアンケート結果をピックアップします。
一番多いのは、『200〜250万円未満』で21.1%。
そして、このアンケート結果から、ご祝儀の総額平均を計算するとこうなります。
これで、必要な2つの数字(結婚式総額、祝儀総額)が求められました。
この結果から、2人の自己負担金額を計算すると、

124万円ですか…
かなり大きいマイナスになるんですね。
今回ピックアップしたデータは、実際に結婚式を挙げたカップルにゼクシィがアンケートを取った結果です。
ですので、普通に結婚式を挙げていては、2人は大きなマイナスになる可能性が高いということが言えるでしょう。

結婚式の負担をプラスマイナスゼロにするための具体的なテクニック
普通に結婚式をしていては、プラスマイナスゼロどころか、かなり大きな出費がかかる可能性が高いことがわかりました。
なので、何か対策をしたいところですが、なかなかその手段が思い浮かばないでしょう。
ということでここからは、結婚式をプラスマイナスゼロに、さらには黒字にしてしまう具体的なテクニックをご紹介します。
結婚式の節約は、結婚式場への申し込み前が極めて重要ですので、しっかりと事前に対策を考えていきましょう。
挙式は宴内人前式
結婚式と一言で言っても、内容を見ると実は2つのイベントに分けることができます。
その2つとは、”挙式”と”披露宴”です。
そして、この2つにはそれぞれスタイルがあるのですが、中には費用を抑えられる方法もあります。
そのスタイルの一つが『人前式(じんぜんしき)』。
人前式とは、挙式の方法の一つなのですが、この方法には大きな特徴があります。
それは、特別な設備がなくても行えて、またスタッフも司会者が1人いれば可能という点です。
例えば、キリスト教式では、チャペルや神父・牧師が必要となりますので、その分お金がかかります。
ですが、人前式は披露宴会場で行うことも可能で、披露宴の司会者が進行すれば、特別お金もかかりません。
披露宴会場で行う”宴内人前式(えんないじんぜんしき)”にすれば、20〜30万円ほどは節約できますので検討してみてください。
できる限りゲストは招待
結婚式に招待するゲストは、新郎新婦本人が決めることになります。
そして、ゲストになる対象としては、家族や親族、友人や勤め先の方まで幅広いです。
ただ、たくさんの方を招待すると、その分結婚式の費用も増えますよね?
それによって、2人の負担も増えそうなイメージがあるので、本当はたくさん招待したいのに親族までで我慢したカップルも多いです。
しかし実際は、結婚式の費用が増えるからといって、2人の負担が増えるとは限りません。
なぜそう言えるのか、詳しく理由を解説していきましょう。
結婚式の見積もりには固定費と変動費がある
少し難しい話になりますが、結婚式の見積もり項目は、2つに分けることができます。
それは”固定費(こていひ)”と”変動費(へんどうひ)”の2つです。
簡単に言うと、ゲストの人数に関係して金額が増えるアイテムかどうか?ということ。

つまり、ゲストの人数に関係ないアイテムは”固定費”、関係するアイテムは”変動費”というわけです。
イメージしやすいように、具体的にアイテム名を上げてみましょう。








アイテム例を見てもわかるように、固定費はゲストの人数に関係なく金額が決まっていますが、変動費は招待した人数によって金額は大きく変わります。
これが、結婚式でたくさん招待すると費用が大きくなる理由です。
ゲストが増えれば自己負担が少なくなる仕組み
ただ、結婚式の費用が大きくなったからといって、最終的な2人の負担が増えるかどうかはわかりません。
その理由は、ゲストからお預かりするご祝儀があるからです。
つまり、ゲスト1人からいただくご祝儀より、変動費が高いか安いかで、2人の自己負担の金額は変わります。
ご祝儀の平均は3.3万円とゼクシィの同調査でわかっていますので、このような仕組みが成り立つでしょう。
- 負担が多くなる:変動費が3.3万円より上
- 負担が軽くなる:変動費が3.3万円より下
なので、もし負担を少なくしようと考えて、招待するゲストを少なくするのは、あまり良い方法ではありません。
むしろより多くの方を招待して、上手く変動費を少なくすれば、黒字に近づけることもできるのです。
まとめ
結婚式を普通に行えば、必ず2人はかなりの自己負担をしなくてはいけません。
それは、実際に結婚式を挙げたカップルのアンケート結果を見れば、一目瞭然でしょう。
ですが、プラスマイナスゼロや黒字にできないか?というと、そんなことはありません。
実際、全くお金を出さなかったカップルもいるわけですから、しっかりと対策を考えていきましょう。