結婚式を行う日程は、普段の旅行とは違って、パッと簡単に決められるものではないですよね?
それは、新郎新婦の2人だけではなく、2人が招待するたくさんのゲストがいるから、なかなか決められないのです。
また、結婚式では昔からお日柄もかなり重要視されていることも考えなくてはいけません。

とにかく、日程を決めるというのはとても大変で、どう決めたらいいかわからない!という方も多いでしょう。
そこで今回は、結婚式の日取りを決めるために考えておくべきポイントを、元ウェディングプランナーが徹底解説していきます。
この記事を読めば、日取りに関することは全て押さえられるので、日程を決めるための参考書としてご覧ください。
結婚式の日取りの決め方を徹底解説します
結婚式の日取りは、新郎新婦2人の都合だけで決められるものではありません。
両親の考えや会社や友人の都合、それから季節やイベントなど、色々なことを加味しながら決めていくものです。
- 季節
- 行事やイベント
- お日柄
- 曜日や休祝日
- 勤め先の都合
- 打ち合わせ期間

たくさんありますね。
どうゆうことを考えていけばいいんですか?
それぞれの項目を掘り下げて解説していきましょう。
季節
日本には春・夏・秋・冬と4つの季節がありますが、それぞれで環境が大きく変わります。
結婚式では、男性ゲストはブラックスーツ、女性ゲストはパーティードレスや和装と、かなり服装にバラツキがあります。
ですので、基本的には過ごしやすい気候が好まれまして、あまりに暑い時や寒い時は日程から避けようとすることが多いです。
季節ごとの天災や病
季節については、その時の気温が注目されがちです。
しかし、実は季節ごとの天災や病についても、結婚式では考えておく必要があるでしょう。
- 春:花粉症
- 夏:台風、食中毒
- 秋:台風
- 冬:大雪、インフルエンザ
特に台風や大雪などの天災は、事前に対策することもできません。
最悪の場合、結婚式の中止や延期が起こる可能性も踏まえて、選ぶ季節は考えるべきでしょう。
行事やイベント
1月から12月のそれぞれの月には、毎年決まったイベントや行事があります。
- 4月:年度始め(入学式など)
- 8月:お盆
- 12月:クリスマス、忘年会
- 1月:新年会
- 2月:受験シーズン
- 3月:年度終わり(卒業式など)
この辺りの行事やイベントは考慮しておくといいでしょう。
中でも親戚や親族に学生がいる場合は、十分配慮しておくことをオススメします。
特に受験生となると、年明けからは1日1日が大切なので、1〜3月は避けた方がベターです。
お日柄
結婚式では、昔からその日の運勢(お日柄)がかなり重要とされてきました。
最近はその意識も薄れてきてはいますが、それでもお日柄は考えておかなくてはいけません。
お日柄の内容
6つの言葉にはそれぞれどんな意味があるのか、ご紹介しておきましょう。
大安
「大いに安し」という意味があり、この日はすべての時間において吉です。
六輝の中では1番良いとされている日で、何事においても吉、成功しないことはない日、とも言われています。
友引
「友を引く」と書くため、結婚式では”幸せのおすそ分け”の意味を持ち、大安の次に良い日とされています。
ただし、正午前後の時間は凶ですので、結婚式は午前か夕方の時間に合わせる方も多いです。
先勝
「先んずれば即ち勝つ」と言う意味があり、急いで物事を済ませることで吉とされています。
午前中は吉ですが、午後は凶となるため、挙式は午前中に合わせるといいです。
先負
「先んずれば即ち負ける」と言われ、先勝の逆で、急いで良いことはないとされる日です。
午前中は凶ですが、午後は吉ですので、挙式は午後から行うと良いとされています。
赤口
「赤舌神と呼ばれる鬼が人々を悩ます日」と言われ、赤色が血や火をイメージさせるので、一番悪い日とも言われることも多いです。
正午前後の時間だけが吉、それ以外は凶ですので、結婚式には向かない日とも言われています。
仏滅
六輝の中では一番良くないとされる日で、「仏さえも滅する大凶日」とされています。
その日1日が凶ですので、多くの新郎新婦が仏滅を避ける傾向があります。
では、卒花のみなさんがどのお日柄を選んだのか、アンケート結果を見てみましょう。
以上、六輝のそれぞれの意味とアンケート結果についてご紹介しました。
なお、具体的な日にちについては、『【2019&2020年版】結婚式に縁起が良い日取りを一挙紹介!』に掲載していますので、そちらをご覧ください。
両親・親族はお日柄への意識が高い
お日柄については、おそらくプレ花のみなさんは気にしないことが多いでしょう。
なので、大安や仏滅だと話をするのは、少し無駄な気がしますよね?
この六輝については、2人の両親や親族の方が意識しているかどうかがポイントになります。
ですので、お日柄については、出来るだけ両親の意見を聞きながら進めることをオススメします。
詳しくは、『結婚式の日取りは勝手に決めると親から反対も!もめる前に日程は相談しよう』で紹介していますので、そちらをご覧ください。
曜日や休祝日
たくさんのゲストが集まる結婚式では、基本的には土曜・日曜日に行われることが多いです。
翌日が休日になることもあって圧倒的に土曜日の人気が高く、平日を選んでいた新郎新婦は全体の10%以下の割合でした。
しかし、例えば美容師や不動産関係など、平日が休日であるゲストが多いときは、平日まで含めた日程を考える必要があるでしょう。
大型連休での結婚式について
ゴールデンウィークやシルバーウィークなど、1年の間にはいくつか3連休以上のまとまった休みがあります。
このような連休を日程に選ぶ場合は、出来るだけ中日は避ける方がベターです。
しかし、遠方のゲストの場合は、プチ旅行も兼ねて結婚式に来る方もいます。
基本的には中日は避けた方が良いですが、場合によっては選んでもOKなこともあるので、ゲストの状況をみて考えると良いでしょう。
勤め先の都合
会社勤めの方であれば、結婚式に上司や同僚を招待することになります。
その場合、繁忙期や年度末、決算期など、会社の忙しい時期を外して日程を考えると良いでしょう。
また、土曜・日曜に行われることが多い結婚式ですが、2人やゲストの仕事柄で、平日の方が良いという場合もあります。
働く業種によって都合はかなり違いますので、職場の1年の流れを意識するといいでしょう。
打ち合わせ期間
結婚式では、衣装から料理、会場装飾や演出内容と、とても多くの打ち合わせを重ねて当日を迎えます。
ですので、契約したその週末に結婚式だ!とはなかなかできないので、ある程度の準備期間が必要となります。
準備期間の平均としては約8.4ヶ月という結果でしたので、9ヶ月後を目処に考えるといいでしょう。
打ち合わせは4ヶ月以内にならないと始まらない
しかし、先輩カップルが9ヶ月前に会場を決めたからといって、同じように9ヶ月の間を開ける必要はありません。
実は結婚式の打ち合わせは、いつ申し込みしても、大体4ヶ月前にならないと始まりません。


じゃあ、その間は何をしてたらいいんですか?
結婚式情報誌やWEBサイトで情報集めをしたり、手作りアイテムがあるならそれを進める、という感じです。
打ち合わせ期間の短い場合・長い場合のメリットやデメリットについては、『結婚式の準備期間を徹底解説!平均期間や打ち合わせ内容まで完全網羅』で詳しく紹介しているので、そちらをチェックしてください。
結婚式の日取りが決まらない場合の2つの対策
ここまでに紹介した項目を1つ1つ考えていけば、結婚式の日取りは決められます。
しかし、もしかすると、ここまで読み進めたプレ花のみなさんの中には、「項目多くて無理!」と諦めの気持ちを持った方もいるかもしれません。


そこで、日取りが決められない!という方に、2つの対策をご紹介しておきましょう。
- 全員が納得いく日程はない!と割り切る
- 語呂合わせや記念日で決めてしまう
全員が納得いく日取りはない
ここまで紹介した全ての項目を、完全に満たせる日取りがあれば、それがベストな日程で間違いありません。
ですが、数十人のゲストと新郎新婦、両親を含めた全員が、「この日ならOK!」という日を見つけることはまず無理です。
しかし、だからと言って適当に決めるのではなく、いくつかの条件を満たせる日を探すつもりで考えてみてください。
まずは紹介した項目を、「これだけは外せない」「これは気にしなくていい」と2つに分けてみることからスタートしてみましょう。
語呂合わせや記念日で決める
結婚式を行う日は、これからの結婚生活でもとても大切な日となります。
そんな大切な日になるわけですから、とにかく覚えやすい語呂合わせにする!というのも全然アリです。
- 1月8日:一番ハッピー、いつもハッピー
- 2月2日:夫婦の日
- 3月3日:ひな祭り
- 3月9日:ありがとうの日
- 4月22日:良い夫婦の日
- 4月23日:良い夫妻の日
- 5月22日:ご夫婦の日
- 6月19日:むつまじくいつも一緒に
- 7月7日:七夕
- 7月22日:仲良し夫婦
- 8月10日:ハートの日
- 9月7日:暮らそう仲良く
- 10月8日:永遠(とわ)の日
この他には、例えば「初デートの日」や「誕生日」など、2人の思い入れがある日にちを結婚式の日にする方法もあります。
出席者の都合も大切ですが、結婚式は人生の一大イベントですから、2人の気持ちを最優先して考えるようにしましょう。
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