結婚式場へ見学に行き、ここにしよう!と決めたら、最後には結婚式場と契約をして、それから当日に向けた打ち合わせや準備に進んでいきます。
ただし、焦って決めてしまうと、どこかで後悔するかも。

ウェディングプランナーから言われる一言一言で、焦りを感じてしまいますが、しっかりと時間をとって話し合う機会は絶対に必要です。
そこで今回は、結婚式場の仮予約の仕組みについて、本契約との違いも含めて解説してきます。
結婚式場には本契約と仮予約の2つがある
結婚式場の見学を終えると、ウェディングプランナーは新郎新婦に契約を迫ります。
そこで知っていただきたいのは、結婚式場には『本契約』と『仮予約』があるということ。
本契約は、簡単に言えば「私たちはこの結婚式場で結婚式をあげますので、会場を押さえてください」という意味です。
その場合、申込金として5〜20万円程度を契約する日に支払います。
この申込金は、結婚式の費用の一部を先払いしているようなもので、最終的な支払い金額から差し引かれます。
ですので、結婚式と別でかかるお金ではありません。
一方の仮予約は、「私たちはこの結婚式場で結婚式をするか迷っていますので、一応会場を押さえてください」ということ。
申し込みとは違って、仮予約の場合はお金がかかりません。
この仮押さえは、それぞれの式場で異なりますが大体7〜10日間くらい会場を押さえることが可能。
そしてその期間は、他の新郎新婦に会場を押さえられる心配もないのです。
結婚式場の見学後は本契約ではなく必ず仮予約をすること
仮予約はとても便利なシステムなのですが、なぜか新郎新婦が結婚式場の見学終わりに、本契約をしてしまうことが少なくありません。
それは何故かというと、その場で契約した場合の大幅な値引きに吊られているから。
これはウェディング業界では常識で、値引きの金額は数十万円にも及びます。
申し込まないと損をするという気持ちに負けて、諦めて契約し申込金を支払う方も。
ですが、この申込金は、その後キャンセルしても返ってきません。
逆に、結婚式当日が近ければ、より高額なキャンセル料の請求をされる可能性もあり。
なので本契約は、本当に納得いく内容だと確信できた時、初めてするものです。
それまでは、どんなに特別な特典で吊られても、仮押さえで済ませてください。
ただし、全ての結婚式場で仮予約ができるということではありません。
だからと言って本契約をするのではなく、その場合は残念ですが素直に諦めましょう。
これから式場を決めるまでに、絶対に会場が埋まる訳ではありません。
数百万円もする契約を、その場で簡単に済ませるのはリスクが大きすぎます。
仮予約した会場数は?
結婚式場の見学後は仮予約が基本ですが、ではどれだけの方が仮予約を利用しているのでしょうか。
『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』では、仮予約は何件したかアンケートを取っています。
1ヶ所が半数以上という結果。
多くの方が仮予約を利用していますので、遠慮せずに仮予約を利用しましょう。
仮予約内容の確認は必須
お金もかからないし、多くの新郎新婦が利用しているので、結婚式場見学のあとは仮予約を利用をすること。
ですが、仮予約にも式場それぞれで制度が違うので、安易にお願いしてはいけません。
気をつけたいのは、仮予約期間が終わった後の扱い。
普通は、プランナーから電話連絡があった後にキャンセルとなるはずが、何故か本契約扱いになってしまう結婚式場もあります。
また、仮予約で会場を押さえているので、他の新郎新婦は予約できないはずなのに、連絡なしに他の本契約が入るという、仮契約の意味がない制度の式場もあります。
仮予約は絶対にするべきですが、その前に仮押さえの内容はどうゆうものなのか、プランナーに確認してください。
仮予約でお金がかかる場合の注意
仮予約ではお金がかからないので、結婚式場の見学後は仮予約しようと再三お話ししました。
ですが、ある結婚式場では、仮予約でもお金を要求するところもあります。
これは、本契約と仮予約をうやむやにして申し込みに誘導しているので、もしお金がかかると言われたら、仮予約はしないこと。
仮予約だからと支払えば、そのあとキャンセルしてもお金は返ってきません。
「結婚式場に支払うお金は戻ってこない」と覚悟した上で支払うようにしてください。
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