結婚式にはたくさんの費用がかかりますよね。
その金額は、2018年のゼクシィの調べでは平均357万円となっていて、大体サラリーマンの平均年収に近いお金がかかっているのです。
では、もし今そんな貯金がなかったら、結婚式は諦めるしかないのでしょうか?

実は諦める必要はなくて、貯金がゼロだったとしても、結婚式を挙げられるんですよ。
ということで今回は、貯金なしでも結婚式をあげられる方法を、元ウェディングプランナーが具体的に解説していきます。
読み終えた頃には、「私たちも結婚式ができる!」と素直に思ってもらえるはずです。
貯金なしで結婚式をあげたカップルはいるの?
まずはは、2人とも貯金なしだったのに、結婚式の申し込みをしたカップルがいたのか見ていきましょう。
『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』では、先輩カップルに貯金をしていたかアンケート調査をしています。
88%は『貯金していた』と答えていますが、約12%のカップルは『貯金していなかった』と答えていました。

ということは、結婚式までに節約生活して、たくさん貯金したってことですか?
確かにその可能性はありますが、実は貯金ゼロ、節約もしないで結婚式を挙げられた方も多いんです。
自己負担ゼロで結婚式を挙げたカップルの割合
結婚式では、ゲストからのご祝儀や両親や親族からの援助と、いただくお金がたくさんあります。

そのおかげで、自分たちのお財布からお金を出さずに結婚式を挙げられた、という方が結構多いのです。
みんなのウェディングが行なったインターネット調査『みんなのウェディング白書2016』では、自己負担がどれくらいあったのか調べています。
”持ち出し費用”は2人が支払ったお金のことですが、なんと『持ち出し費用は一切なかった』と答えたカップルは約17%もいたのです。
持ち出し費用がなくて良いなら、節約なし、貯金なしでも結婚式が挙げられるということ。
これは、実際に結婚式を行なったカップルが答えたアンケートなので、嘘ではありませんよ。
貯金なしで結婚式を挙げるためのポイント
貯金なしで結婚式を挙げるには、2人の自己負担がないようにしなくてはいけないということです。
そのためには、結婚式でもらえるお金がとても重要になってきます。
- ゲストからのご祝儀
- 親・親族からの援助
この2つのお金を、結婚式の資金にすれば、貯金ゼロで挙げることができるわけです。

でも、それだけで結婚式って払えるものなんですか?
そんな疑問があるかと思いますので、結婚式の総額やご祝儀、援助の相場をご紹介していきましょう。
結婚式に関わるお金事情
最近の結婚式のお金事情はどうなっているのか。
それを調べるために、『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』から、結婚式の平均総額やご祝儀の総額をピックアップします。
- 結婚式平均総額:357.5万円
- ご祝儀平均総額:232.8万円
この数字から、2人の自己負担は、【357.5万円-232.8万円=124.7万円】ということになります。
そしてもう1つ、両親や親族からの援助の金額もチェックしてみましょう。
- 親・親族からの平均援助額:174.5万円

自己負担が約125万円、親・親族からの援助が約175万円ですから、ご祝儀と援助だけで十分結婚式は挙げられることがわかりますね。
なお、より詳しい結婚式のお金については、『今時の結婚式費用の相場やご祝儀、援助などのお金事情を徹底紹介』でお話ししていますので、そちらをご覧ください。
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貯金なし・援助なしで結婚式を挙げる具体的な方法4選
結婚式はご祝儀と援助があるおかげで、貯金なしでも挙げられることがわかりました。


でも、援助って全員もらえるものじゃないですし、全くない方もいるんじゃないですか?
確かにその通りで、援助は約70%のカップルがされているんですが、残りの30%は一円も援助をされていません。
これでは、結局は貯金がないと結婚式ができない、ということになってしまいますよね?
そこでここからは、貯金なし、さらには援助なしでも結婚式を挙げられる方法を、具体的にご紹介していきます。
結婚式の費用を節約する
結婚式の費用を節約できれば、その分2人の自己負担は減るので、貯金なしでも結婚式を挙げられますよね。
では、結婚式の金額を節約する方法にはどんなものがあるのか、ここでは効果の高い方法を2つ解説します。
人気の低い日取りや季節を選択
結婚式には、1年の間で、申し込みの人気が集中する季節があります。
それは食材が美味しく、気候も穏やかな『秋』のシーズン。
ほとんどの新郎新婦がまず秋を候補にあげるので、そうゆう人気が高いところでは、ウェディングプランナーも出来るだけ高い金額で契約しようと考えています。
ですが、逆に人気のない『夏』と『冬』は、秋に比べて激減するので、1件でも多く結婚式の申し込みをもらいたいと思っているものです。
さらに、結婚式は昔から、縁起を担いで日取りは「大安」にするのが一般的でした。
実はこれは今も同じで、4組に1組は大安を選んで申し込みをしています。
これは、『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』のアンケートの結果です。
大安が1番人気、反対に人気がなかったのは『仏滅』ということがわかりますね。


このような人気が少ない時期、つまり「申し込みが欲しい!」と思っているタイミングには、特別な割引をすることが普通です。
内容は変わらないのに、日程や季節を変えるだけでお得になるわけですから、かなり狙い目と思いませんか?
なお、仏滅の結婚式に関する詳しい話は、過去記事『仏滅に結婚式はしていいの?六輝それぞれの意味や由来、仏滅の結婚式への対策を徹底解説!』で解説していますのでご覧ください。
アイテムの持ち込みをする
結婚式のアイテムは、全て式場にお願いしないといけないわけではありません。
別のところで用意をして”持ち込み”をしてもよくて、実はアイテムを持ち込む方法は、節約効果がとても高いのです。
例えば、結婚式場ではウェディングドレスやカラードレスはレンタルですが、その費用は1着20〜30万円が普通です。
ですが、ドレスはその半分のお金でもレンタルではなく、十分購入することができます。
また、当日のスナップ・ムービー撮影も、個人的に知っている方に割安でお願いするのも効果的です。
そのほかにも、ウェディングアイテムは持ち込みして節約できるものがありますので、積極的に持ち込みを使ってみましょう。
会費制の結婚式を行う
結婚式では、ゲストからご祝儀をいただきますが、実はもう1つ、『会費』という方法でいただくこともできます。
これは会費制結婚式と呼ばれていまして、東北エリア、特に北海道ではとても一般的な方法です。
これは『ゼクシィ結婚トレンド調査2018』のアンケート結果ですが、北海道の結婚式の金額(平均194.6万円)がとても安いことがわかりますよね?
会費制結婚式は、金額を抑えるのにすごく効果の高い方法なのです。


どうして会費制は安くなるんですか?
会費制では、引出物などの記念品は用意しないのが普通で、料理も立食のブッフェ形式が主流です。
あまり形式的な結婚式とは違って、内容がかなりコンパクトになるので、結果的に金額がかなり低くなるのです。
詳しくは過去記事『結婚式の方法:会費制とご祝儀制とは?その違いは?』でお話ししていますので、そちらもお読みください。
大人数の結婚式にする
「ゲストをたくさん招待したら自己負担が少なくなる」という話を、聞いたことがありませんか?
これは本当の話で、ゲストが増える分、ご祝儀も多くなるので、2人の出費は少なくなっていきます。
しかし、1つだけポイントがあります。
それは、ゲスト1人の単価よりご祝儀の平均金額が多くないといけないという点です。
もし、これが逆だった場合、2人の自己負担はどんどん増えていくのでとても危険です。
詳しいことは、『結婚式の費用は赤字?黒字?ゲストの人数と見積もりが最大のポイント』で解説していますのでご覧ください。
ブライダルローンは貯金ゼロでも問題なし
貯金はゼロでも、結婚式をしっかり行なって、費用も準備できる方法が1つあります。
それは『ブライダルローン』です。
ブライダルローンとは、結婚に関わるお金の資金を準備するためのローンで、結婚式だけではなく婚約指輪や新婚旅行にも当てることもできます。
金利もカードローンより比較的安く設定されていますので、ローンならまずはブライダルローンを検討しましょう。
貯金なしで結婚式をするには支払いのタイミングが大切
貯金なしで結婚式を挙げるためには、その費用の支払いがとても重要になってきます。
それは、ゲストにいただくご祝儀は、結婚式当日にならないと入ってこないからです。
そして、実は結婚式の支払いは、当日より前、つまり前払いのところが普通。


つまり、ご祝儀をいただく前なので、結局は結婚式費用の全額を2人で用意しないといけないのです。
とはいえ、それでは困りますので、ここからはご祝儀をいただいてから支払いができる方法を3つご紹介しましょう。
後払い制の会場に申し込む
前払いが一般的なウェディング業界ですが、後払いにしている会場もあります。
申し込む前に、支払いがいつなのかを確認して、後払いの会場を選べば一番安心です。
とはいえ、今では7割の会場が前払いにしていることが多いので、選択肢は結構少なくなります。
もし、気に入った会場が前払いだった場合は、次の2つの方法を考えてみましょう。
クレジットカード払いを選ぶ
クレジットカードは、後払いをする上で欠かせないものですが、実は結婚式の支払いにも使えます。
しかも、カードで支払えばポイントも付きますので、お得感が増します。


でも、私のカードって、100万円以上払えないんですけど…
確かに、クレジットカードには限度額がありますから、事前に限度額引き上げは必要です。
また、必ず全ての会場でカードが使えるわけではないので、申し込む前に必ず確認はしておくことをオススメします。
ご祝儀事前決済システムを使う
ご祝儀は、結婚式当日にいただくのが普通ですが、このご祝儀を事前にいただく方法もあります。
それが、ご祝儀の事前決済システムで、招待状の回答と一緒にクレジットカードでの支払いができるようになっています。
しかも、事前にご祝儀を渡していれば、祝儀袋を買う必要はないし、当日はスマホ1つで行くこともできるので、ゲスト目線でも良いことが多いのです。
とはいえ、その方法に違和感があって、両親に反対される可能性もありますので、支払いについては会場の申し込みの前に話し合うことが大切です。
まとめ
今回は、貯金なしで結婚式を挙げる方法について解説してきましたが、いかがでしたか?
貯金がなくても、結婚式は挙げることはできますが、大切なのは会場への申し込み前です。
申し込む前に、どのようなプランにして金額を抑えるかを考えて、そのプランにあった会場を選ばなくてはいけません。
つい勢いに任せて契約をして、支払えなくなるケースもよくありますので、慎重に進めていきましょう。
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