結婚式場選びは、簡単なようで実はなかなか難しいこと。
いくつも会場見学やブライダルフェアに参加していると、「あれもいい!これもいい!」となって、いわゆる”式場迷子”になる方も少なくありません。
しかし、ここに決めた!と、勢いや感覚だけで結婚式場を決めてしまうのはやめましょう。
申し込みはとても簡単にできますが、会場を変えるのは大変で、気分も下がってしまうからです。

じゃあ、何を決め手に結婚式場を選んだらいいんですか?
と、言う声も聞こえてきそうですので、今回は結婚式場の決め手となるポイントや確認すべき点について解説していこうと思います。
今すでに結婚式場を探している方、またはこれから会場探しを始める方にオススメの記事ですので、悩む前に必ずお読みください。
結婚式場の決め手となるポイントを一挙に紹介します
結婚式場は、その見た目の華やかさから、ほとんどの新郎新婦が雰囲気をベースに選んでいることが多いです。

ですが、それはあまりに単純で、あとで後悔することが多い選び方でもあります。
では、どんなところに注目しながら結婚式場を選べばいいのか、その具体的なポイントを紹介していきます。
- 会場のソフトとハード
- 2人の結婚式の目的
この2つのポイントを基準に、結婚式場を選んでいきましょう。
では、それぞれ中身について解説していきます。
会場のハードとソフト
まずは、結婚式場のハードとソフトについてです。
- ハード:施設や設備などの「形のあるもの」
- ソフト:サービスやスタッフなど「形のないもの」
この2つの視点から、結婚式場をチェックしていく必要があります。
細かく挙げるとキリはありませんが、大きくはこのポイントを基準にすれば問題なし!と言う9つの項目をピックアップしましたのでご紹介しましょう。
日程・時間
1つ目のポイントは、希望する日程や時間で会場を押さえることができるか?です。
日程や時間は、2人の予定や両親の希望、ゲストのことなど、色々なことを考えて決めたことですから、そう簡単には変更できるものではないはず。
好きな会場だから空いてた日程や時間で予約しよう!とすれば、後々面倒なことにもなりかねません。
希望の日程や時間は、会場選びの大きな基準となります。
日程の決め方については、『結婚式の日取りの決め方を徹底解説!両親への配慮も忘れずに』で紹介しているので、そちらを参考にしてください。
会場の雰囲気や好み
何件も結婚式場を見ていると、ここ好き!という好みの会場が出てきます。
いくら他の条件が良くても、好きになれない結婚式場では、打ち合わせで会場に行ってもテンションが上がりません。
当日を楽しく過ごすのも大切ですが、結婚式の準備をいかに楽しむか?もとても重要なことです。
明日は打ち合わせだ!と、気持ちが自然と上がる好みの会場かどうか、という基準を忘れないでください。
会場までのアクセス
ゲストにとって、結婚式場までどうやっていくか?は、かなり大切なポイントです。
限られた交通手段でしか行けない会場だと、せっかく来てくれるゲストに不快な思いをさせてしまいます。
考えられる交通手段
- 自家用車
- タクシー
- 電車
- バス
- 会場の貸切バス
どの方法を使えば会場まで行けるのか、利便性も踏まえて会場のアクセスをチェックしましょう。
料理
料理は、結婚式の中でも、満足度の基準になりやすい項目です。
特にゲストからすると、始まりからお開きまで、ずっと目の前にあるものですから、美味しいかどうかは非常に大切なのです。
料理の基準
- 内容は和食、洋食、和洋折衷のどれか?
- 味はどうか?
- 見た目の華やかさは?
- ボリュームは満足いくか?
- オリジナル料理は対応できるか?
- アレルギーへの対応は?
料理は味だけではなく、色々は視点からチェックしていくことをオススメします。
なお、試食については、『結婚式場見学の試食会の量は?注意点と確認すべき3つのポイントとは』で詳しく紹介していますので、そちらもご覧ください。
衣装の充実具合
結婚式にとって、2人の衣装は欠かせないアイテムです。
そしてその衣装は、各会場で点数も内容も違いますし、女性にとってドレスや和装は死活問題ですから、決め手の1つになります。
衣装の基準
- 衣装の点数はどのくらいあるか?
- 衣装のクオリティ(ブランド)はどうか?
- 持ち込みはできるか?
- 小物の内容はどうか?
衣装合わせが始まって、「全然気にいる物がない!」とならないように、しっかりとチェックしておきたいところです。
演出
具体的な演出は、これからの打ち合わせで決まりますので、会場見学の時に考えるのは難しいと思います。
しかし、例えば花火の演出は必ずしたい!ということなら、できるかどうか?は、会場選びの決め手になるはずです。


とは言っても、パッと演出が頭に出てくる方は少ないはずですから、YouTubeで結婚式の演出を色々見ておくといいでしょう。
やるかどうかは別にして、気に入った演出があれば、会場でできるかどうか確認しておくことをオススメします。
スタッフ
結婚式の当日は、会場のスタッフが2人に成りかわって、ゲストをおもてなししてくれます。
スタッフのサービス力は、結婚式場それぞれでもかなり違いますから、会場選びの基準になります。
スタッフのサービス力
- 振る舞いや態度はどうか?
- 言葉遣いはきちんとしているか?
- 笑顔で対応しているか?
結婚式場の見学は、挙式や披露宴をしている際に行われることもあるので、リアルな結婚式ではどう接しているか?をチェックしておくといいでしょう。
結婚式の価格
挙式や披露宴を行うためにはお金がかかるわけですが、その費用が予算をクリアしているかどうかも、会場選びの基準になります。
また、結婚には新居への引越しや新婚旅行など、式以外にまだまだお金がかかるので、価格が安い!というのも大切なポイントです。
ワンポイントアドバイスとしては、見積もりは契約後に上がるようになっているので、その点を確認することをオススメします。
知名度・実績
新設の結婚式場は、設備も最新でとても魅力的ですが、その反面、実績がないというデメリットがあります。
イベントごとには、経験が役立つ場面が多いので、その知名度や実績も選ぶ上で大きなポイントになるでしょう。
知名度や実績
- どこの企業が運営する会場か?
- これまでに大きなトラブルはないか?
- 結婚式場の口コミはどうか?
結婚式に関わるトラブルについては、『結婚式はトラブルの宝庫!?その理由と未然に防ぐための具体的な対策』で詳しく紹介しているのでご覧ください。
以上、結婚式場のハードとソフトに関する9つのポイントを紹介しました。
2人の結婚式の目的を考える
ここまで紹介した9つのポイントを元に、見学した会場をそれぞれ評価します。
これで結婚式場を決めることができればそれでOKですが、なかなかそう上手くいかないこともあるはずです。
そこで、次のステップとしては、結婚式をなぜやろうと思ったのか?を考えていきましょう。
そして、その目的が見つけられたら、目的を達成できる会場はどれなのか?という視点を考えると、2人にピッタリの結婚式場が見つけられます。


目的って言われても、、なかなか難しいですね。
では、結婚式が行われる一般的な理由や目的をピックアップしてみましょう。
- 人生の再スタートを切るため
- ゲストにパートナーを紹介するため
- 親族や親戚に感謝を伝えるため
この3つ以外にも、例えば、「夫婦になる実感を感じたいから」とか、「一生に一度の主役になれるから」など、色々な目的があるはずです。
どうして結婚式をするのか?を2人で話し合って、その目的をどの会場なら叶えられるか考えれば、自然と結婚式場は決められると思います。
卒花にアンケート!結婚式場の決め手となった内容は?
結婚式場を選ぶ決め手は、新郎新婦それぞれですので、なかなかはっきりとした答えはありません。
そこで、これまでに結婚式を挙げた先輩カップル、いわゆる卒花のみなさんは、何を基準に会場を選んできたのか、アンケート結果をご紹介しましょう。
上位3つの回答
- 料理:60.4%
- 披露宴会場の雰囲気が良い:50.9%
- 交通の便が良い:49.5%
この上位3つは、ほとんどの卒花が決め手として考えていたようですので、必ず基準にしておくと良いでしょう。
特に料理については、ゲストと新郎新婦と、出席者全員に関係することですから、絶対にチェックしておきたい項目です。
結婚式場に申し込む前に確認しておくべき4つのこと
お二人の結婚式をあげるにふさわしい式場が決まったら、早めに式場へ申し込みをしましょう。
ただし、申し込み前に数点確認しておくべきことがありますので、是非とも押さえておきましょう。
担当プランナーは誰?
式場を決めて、当日まで一緒に準備を進めるプランナーは、お二人を案内したウエディングプランナーではないかもしれません。
式場によっては、申し込みまでを担当するプランナーと、申し込み後から当日までを担当するプランナーと分けている場合があります。
これは式場にお二人が確認しなければ、式場側からはあまり言いません。
プランナーを気に入って申し込みされる場合は、特に確認しておきましょう。
万が一、キャンセルの場合の対応は?
結婚式を無事行えるかは、天候にも影響されます。
台風や地震などの天災が起こらないとも限りませんので、確認しておきましょう。
式場の方針によって、天災でもキャンセル料が全額かかることもあります。
申し込み時の契約書に書かれていますので、よく読まれた上で申し込みをしてください。
支払いはいつする?
結婚式はご祝儀で多くの費用が賄われますが、以外にも式場への支払いは前払いのことがあります。
ご祝儀を頼りに、お支払いを計画しているお二人は要注意です。
結婚式直前に「お金が払えない!」なんて状況にならないように、申し込み時に聞いておきましょう。
特別な口約束はない?
これまでプランナーとのお話の中で、口約束をした条件はありませんか?
その口約束が、申し込みの大きな後押しになったのなら、今一度確認しておきましょう。
申し込み後に多いのが、「あのときこう言った」という水掛け論です。
特別対応が絡む口約束は、意外にも軽い気持ちで言っていることがあるので、プランナーも記憶がないことがあります。
申し込み前の最終確認として、プランナーと確認しましょう。
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