結婚式って、何時から始めて何時に終わるんだろう?
日程について考えているとき、必ず疑問になるのが結婚式の開始時間についてです。
実は、結婚式をスタートする時間によって、それぞれメリットやデメリットがあるので、事前にしっかりと話し合う必要があります。
ということで今回は、結婚式を始める時間について、挙式や披露宴の時間も合わせて解説をしていきます。

この記事を読めば、具体的に何時から始めればいいのか整理することができますので、申し込み前に必ずお読みください。
結婚式は何時から始める?開始時間ごとのメリット・デメリット
結婚式の開始時間は、会場それぞれである程度決められていまして、基本的にはこの3つです。
- 午前中の挙式スタート
- 午後の挙式スタート
- 夕方の挙式スタート
そして、この3つどれを選ぶかでメリット・デメリットは大きく違いますので、それぞれご紹介していきましょう。
午前の挙式
まずは、午前中に挙式を始める場合のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
メリットとしては、この3つが考えられます。
- 料理を正午にいただくことができる
- 遅くならないうちに自宅に帰れる
- 当日のゲストの宿泊がない
挙式が午前で終われば、披露宴は正午にかけて行われるので、料理はちょうどお昼でいただけます。
また、夕方前には披露宴もお開きなので自宅に早く帰れますし、ゲストがその日宿泊することがないのも大きなメリットでしょう。
デメリット
デメリットとしては、以下の4つが考えられます。
- 遠方ゲストは前日入りで宿泊が必要
- 女性ゲストは早起きしなくてはいけない
- 新郎新婦の入り時間は極端に早い
- 二次会の開始時間が難しい
午前中の挙式に参列するためには、女性は朝早くから美容室に行くことになります。
場合によっては前日に近くのホテルで一泊する必要があるので、宿泊費をどうするか考えなくてはなりません。
また、花嫁さんは挙式の3時間前から支度を始めるので、早朝には会場に入る必要があるのもデメリットの1つと言えるでしょう。
午後の挙式
次に、午後から挙式を始める場合のメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
メリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 午前中を移動・仕度時間に使える
- 二次会を一番良い時間に始められる
- ゲストの前日入り・当日宿泊の可能性が低い
ゲストは結婚式当日、会場までの移動と支度でバタバタしますが、午後からスタートなら午前中をその時間にあてることができます。
また、披露宴が夕方にお開きなので、二次会はゲストを待たせることなくベストな時間で始められます。
そして、よほど離れた地域でなければ、ゲストはその日に来て帰ることができるので、宿泊について考えることがないのは1番のメリットでしょう。
デメリット
デメリットとしては、この2つが挙げられます。
- 料理をいただく時間が中途半端
- 申し込みが一番多いので早めの行動が必要
披露宴が午後過ぎから夕方で行われるので、昼食とも夕食とも言えない時間で料理をいただくことになります。
また、この時間帯の土曜日は、特に人気が高いので、早めから動かないと選べる会場が少なくなってしまいます。
夕方の挙式
では、夕方からのスタートではどうなのか、メリット・デメリットを紹介します。
メリット
メリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 料理をいただく時間が夕食時になる
- 仕事終わりで駆けつけることができる
- 幻想的な雰囲気で結婚式を楽しめる
披露宴がちょうど夕食の時間になるので、料理を夕食としていただくことができます。
また、仕事を少し早く切り上げれば参列することもできるので、平日でも結婚式を挙げることができるのもメリットと言えます。
そして、夕方以降の結婚式では、キャンドルなどを使った光の演出が楽しめるのもとても魅力的な点です。
デメリット
デメリットとしては、この3つが考えられます。
- 多くのゲストが宿泊することになる
- 二次会の開始時間が遅くなる
- 年配ゲストの負担が大きい
披露宴のお開きが夜の9時となれば、そのまま宿泊するゲストも多くなるので、宿泊費の負担が増えます。
また、それからの二次会では開始が遅いので、気軽に参加できなくなり、参加者が少なくなることもデメリットでしょう。
そして、高齢の方にとっては、夜の活動は普段の生活リズムと違うので、負担になるというのも考えておかなくてはなりません。
ナイトウェディングについては、『ナイトウェディングでの5つのメリットと4つのデメリットを解説』で詳しく紹介しているので、そちらもご覧ください。
以上、開始時間ごとのメリット・デメリットをご紹介しました。
次は、挙式と披露宴、そして結婚式全体の時間について解説をしていきます。
挙式・披露宴の時間と結婚式全体の時間
結婚式に必要な時間が計算できれば、お開きになる予定の時間がわかります。
基本的に3つの項目で、結婚式全体の時間が決まります。
- 挙式の時間
- 移動の時間
- 披露宴の時間
挙式の時間
日本で行われている挙式には、4つのスタイルがあります。
- キリスト教式
- 神前式(しんぜんしき)
- 仏前式(ぶつぜんしき)
- 人前式(じんぜんしき)
由来や流れなど、4つ全て内容は違いますが、時間的には約30分ほどで終了します。
移動の時間
挙式が終わると、ゲストは披露宴会場まで移動を始めます。
そして、会場についたら席次に従い着席をしますので、その時間は約30分ほど必要です。
ただし、挙式は神社、披露宴はホテルなど、会場がそれぞれ違う場合はまだ時間がかかるので気をつけておきましょう。
白無垢や色打掛で入場する場合
基本的に30分あれば移動時間は十分ですが、例外として1時間必要な場合があります。
それが、ウェディングドレスからチェンジして、白無垢や色打掛などの和装で披露宴に入場する場合です。
この場合は、移動とプラス、新郎新婦2人のお色直しに時間がかかるので、30分ではなく60分、挙式と披露宴の間に時間を設けます。
宴内人前式
もう1つ例外として、30分の移動時間を設けないスタイルがあります。
それは披露宴会場で行う人前式で、「宴内人前式(えんないじんぜんしき)」とも呼ばれます。
披露宴会場で挙式を行なった後そのまま披露宴に入るので、移動することなく1つの会場で結婚式をすることができます。
披露宴の時間
披露宴には、祝儀制と会費制の2つのスタイルがあります。
お色直しな演出など、新郎新婦それぞれで内容はまったく違いますが、基本的には約2時間30分が披露宴の目安です。
披露宴の延長について
しかし、進行が盛りだくさんで、2時間30分では全然収まらないというケースもあります。
その場合は、30分延長した3時間披露宴という方法もありますが、会場費が追加されるので気をつけておきましょう。
また、予定より進行が遅れて、想定通りの時間に披露宴が終わらないということはよくある話です。
このような場合も、会場によっては後で追加料金を請求されるケースもありますから、最初から3時間披露宴で考えておくのもいいでしょう。
結婚式当日のパターン別時間例
ここまでの色々なケースを踏まえて、結婚式当日のスケジュールをいくつか組み立ててご紹介します。
●パターンA:午前中の挙式、通常の披露宴の場合
- 新郎新婦会場入り 7:00
- 挙式 10:00〜10:30
- 披露宴 11:00〜13:30
●パターンB:夕方から挙式、通常披露宴の場合
- 新郎新婦会場入り 15:00
- 挙式 18:00〜18:30
- 披露宴 19:00〜21:30
●パターンC:午後の挙式、色打掛での披露宴入場、二次会ありの場合
- 新郎新婦会場入り 10:00
- 挙式 13:00〜13:30
- 披露宴 14:30〜17:00
- 二次会 18:30〜20:30
挙式のスタート枠や入り時間は各会場で違いますが、イメージとしてはこのような流れで組まれます。
また、1日1組限定の結婚式場では、挙式や披露宴の時間が決まっていないこともあるので、式場見学やブライダルフェアの相談会で確認しておくことをオススメします。
結婚式の開始時間は変更することもできる
結婚式の申し込みは、日付と時間が決まらないと申し込むことができません。
また、価格についても、その条件によって違います。
ですので、今後、ブライダルフェアに参加する場合は、事前に日程や時間についてパートナーや両親と話し合っておきましょう。
いくつか候補をあげておけば、今後の話がスムーズに進みます。
ただ、「日程や時間は仮で申し込んで後で変更したい」というプレ花の方も多いと思います。
その場合は、その時に希望の枠が空いていれば、変更することも可能ですので検討してみましょう。
ですが、日程や時間を変える場合は、変更先によって見積もりが変わる場合もあります。
できる限り、結婚式場と契約する前に、確実な日程と時間を決めるように心がけてください。
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